クラウド・バックエンド
GMOインターネット、国内クラウド事業者初のClaudeコネクタ提供開始——自然言語でVPS操作が可能に
投稿日 2026年8月16日
GMOインターネット株式会社(東証プライム、証券コード4784)は2026年8月12日、VPSサービス「ConoHa VPS byGMO」において、米Anthropic PBCの生成AI「Claude」のコネクタ提供を開始しました。国内クラウド事業者のコネクタがClaudeのコネクタディレクトリに掲載されるのは初めてとなります。
接続設定やソフトウェア導入が不要に
今回のコネクタ提供により、利用者はClaudeのWeb版・デスクトップアプリ・モバイルアプリのいずれからでも、ConoHaアカウントでの認証のみでVPSを操作できるようになります。従来必要だった接続用URLやAPI認証情報の登録、ローカル環境へのソフトウェア導入は不要です。
対応する操作は以下のとおりです。
- サーバーの作成・起動・停止・削除・リサイズ
- ネットワーク・セキュリティ設定
- SSHキーペアやボリュームの管理
「現在あるサーバーの一覧を表示して」「検証用サーバーを停止して」といった日本語の指示で、これらの操作が可能になります。
利用方法は、Claudeのコネクタディレクトリの掲載ページ(https://claude.ai/directory/connectors/conoha-vps)を開くか、検索欄から「ConoHa VPS byGMO」を選択し、ConoHaアカウントで認証するだけです。設定手順の詳細はGMOインターネットの公式ページで確認できます。
料金については、コネクタおよびリモートMCPサーバー自体の利用は無料です。ただし、これらを通じてサーバー作成・起動・リサイズ・ボリューム作成などを行った場合は、「ConoHa VPS byGMO」の通常料金が発生します。Claudeの利用料金はサービス提供元のプランに準じます。
グループ戦略の一環として展開
この取り組みの背景には、GMOインターネットグループとAnthropicの連携強化があります。同グループは2026年7月10日にAnthropicと戦略的パートナーシップ契約を締結しており、今回のコネクタ提供はその一環です。
また、「ConoHa VPS byGMO」は2026年7月7日より、国内クラウド事業者として初めてリモートMCPサーバーを提供していました。今回のClaudeコネクタディレクトリ掲載により、個別設定の手間が不要となり、よりスムーズに連携を開始できます。
GMOインターネットは今後、対応するAIエージェントや操作対象の拡大を進める方針です。
AIエージェントとインフラ運用の間にある壁を取り除く
今回のコネクタ提供は、AIエージェントとサーバーインフラを結ぶ「導入障壁の引き下げ」を目指す取り組みの一つといえます。
従来、AIを活用したサーバー運用を実現するには、API連携のための技術的な知識や設定作業が必要でした。今回のようにコネクタとして提供されれば、そうした作業を省略でき、開発者やサーバー運用者は自然言語による指示で日常的な運用業務を進められます。
特に、複数サーバーの状態確認や定型的な起動・停止操作は、AIエージェントとの相性が良い領域です。運用負荷の軽減につながる可能性があります。
まとめ
GMOインターネットによるClaudeコネクタの提供開始は、国内クラウド事業者のコネクタがAnthropicのディレクトリに初めて掲載された事例です。
接続設定やソフトウェア導入が不要で、ConoHaアカウントの認証だけで自然言語によるVPS管理が可能になる点が特徴です。コネクタの利用自体は無料で、サーバー操作時のみ通常料金が発生します。
AIを活用したサーバー運用の入り口として、導入コストの低さが魅力といえるでしょう。
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