AI・業務改善

Googleが新AIモデル「Gemini 3.7 Flash」公開 コーディング性能が大きく向上、API料金は年内限定で割引

投稿日 2026年8月16日

米Googleは2026年8月13日、主力AIモデルの新バージョン「Gemini 3.7 Flash」を公開しました。前作「Gemini 3.6 Flash」の公開からわずか約3週間での刷新で、コーディングやナレッジワーク、ウェブ開発の性能が向上しています。開発者向けにはGoogle Antigravity、Google AI Studio、Android StudioのGemini APIから当日利用可能です。

約3週間でのスピード刷新、何が変わったのか

Gemini 3.7 Flashは、Googleが公開している公式ブログで発表されました。前作のGemini 3.6 Flashから約3週間という短期間でのアップデートとなり、AIモデルの進化が加速していることがうかがえます。

今回の刷新で特に性能が向上したのは、以下の3つの分野です。

  • コーディング(デバッグ、問題解決、本番用コードの生成)
  • ナレッジワーク(文書の解析や情報整理など)
  • ウェブ開発

Googleが公表したベンチマーク結果でも、前作からの向上が確認できます。たとえば、コーディング能力を測るFrontierCode 1.1 Mainでは34.4%から43.6%へ、ソフトウェアエンジニアリングの課題を解くDeepSWE v1.1では49.0%から65.3%へと大幅にスコアを伸ばしました。また、文書解析のGDP.pdfでは22.0%から34.0%へ、自動化ベンチマークのAutomationBenchでは17.0%から30.4%へ向上しています。

API料金は年内限定の特別価格

Gemini 3.7 FlashのAPI料金は、2026年12月31日まで初回特別価格として、入力100万トークンあたり0.75ドル、出力100万トークンあたり3.75ドルで提供されます。2027年1月1日以降は標準価格として、入力1.50ドル、出力7.50ドルに移行します。

コストを抑えて新しいモデルを試したい開発者にとっては、年内のうちに利用を開始するのが良さそうです。

利用方法と安全性への配慮

Gemini 3.7 Flashは、開発者向けにはGoogle AI StudioやAndroid StudioのGemini APIで、法人向けにはGemini Enterprise Agent PlatformやGemini Enterpriseで、個人向けにはGoogle AI Pro/Ultra向けパーソナルエージェント「Gemini Spark」で利用できます。

また、Googleはセキュリティ面にも配慮し、CBRN(化学・生物・放射性物質・核)やサイバー攻撃領域での悪用を防ぐ最新のセーフガードを実装したとしています。AIの悪用リスクが懸念されるなか、安全性への対応も進められています。

エンジニアや企業にとっての意味

Gemini 3.7 Flashの登場は、ソフトウェア開発や業務自動化にAIを活用している企業にとって、選択肢が広がることを意味します。特に、コード生成やデバッグの精度向上は、開発現場での生産性向上につながる可能性があります。また、エージェント型ワークフローの精度が上がることで、手動での監視やリトライの手間を減らせる余地も生まれています。

年内限定の特別価格は、導入コストを抑えて試したい企業にとって魅力的です。具体的な性能や料金の詳細は、Googleが公開しているモデルカードや開発者向けガイドで確認できます。

まとめ

Googleの新モデル「Gemini 3.7 Flash」は、前作から約3週間という短期間での刷新でした。コーディングやナレッジワークの性能向上がベンチマークで確認できており、API料金も年内限定で割引されます。AIモデルの進化が速い現在、最新の動向を追いながら、自社の業務に合った活用方法を検討していくことが大切です。

株式会社キャスタルのご案内

株式会社キャスタルは、大阪市旭区・守口市を拠点とする大阪の開発会社として、全国の企業さまに向けてAIをはじめとするシステム開発支援を行っています。今回ご紹介したような生成AIの最新動向を踏まえ、御社の業務に合ったAI活用の検討や、既存システムへのAI機能の組み込みなど、開発面でのご相談を承っています。サービス一覧や料金をご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。

出典

ブログ一覧へ戻る

業務改善のご相談はお気軽にどうぞ

ブログのテーマに関連する業務システム・Webサイト・AIの導入について、企画段階からご相談いただけます。

お問い合わせする