AI・業務改善

クラウドERP「ZAC」がAIエージェントと連携、自然言語で経営データ分析を実現する「ZAC MCPサーバー」提供開始

投稿日 2026年8月19日

クラウドERP「ZAC」を提供する株式会社オロは、2026年8月18日、生成AIやAIエージェントとZACを接続するリモート型MCPサーバー「ZAC MCPサーバー」の提供を開始したと発表しました。

MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントと外部データ・ツールを安全に接続するための標準プロトコルです。このサーバーを利用することで、ZACに蓄積された案件・売上・原価・勤怠などの経営データを、AIに対して自然言語で指示するだけで検索・集計・分析し、レポート作成まで行えるようになります。

本記事では、この新サービスの概要と利用方法、企業にもたらす影響について解説します。

自然言語の指示で経営データの検索・集計・分析が可能に

「ZAC MCPサーバー」は、クラウドERP「ZAC」と生成AI・AIエージェントを接続するリモート型のMCPサーバーです。これまでZACの画面上で操作・帳票出力が必要だったデータ参照や集計業務を、AIに対して日本語の指示を出すだけで実現します。

具体的には、以下のようなデータを対象に、検索・集計・分析を実行できます。

  • 案件情報
  • 売上・仕入・経費
  • 勤怠・工数
  • 社員情報
  • 各種マスタ

クラウド提供のため、サーバー構築やインストールは不要で、簡単な接続設定のみで利用を開始できます。

権限設定に基づくアクセス制御と専用コマンド「API Skills」

本サービスの主な特徴として、以下の点が挙げられます。

  • ZACの権限設定に基づいたアクセス制御により、基幹システムとしての統制を維持する
  • 効果的な指示方法をまとめたナレッジと、すぐに利用できる専用コマンド「API Skills」を提供し、導入後の業務活用を支援する

これにより、セキュリティを確保しながら、部門や役職に応じたデータ利用を実現できます。

提供開始時点での対応クライアントは「Claude」、順次拡充予定

提供開始時点で対応するMCPクライアントは、Anthropic社の生成AIアシスタント「Claude」です。他のMCPクライアントへの対応や、対応APIの範囲は今後順次拡充される予定です。

2026年8月時点では先行トライアルとして提供されており、先行トライアルユーザーを募集しています。利用にあたっては諸条件があり、「ZAC」の契約が必要です。また、ZAC Enterprise利用者は、別途担当窓口への問い合わせが必要となります。

経営層から現場まで、想定される活用シーン

このサービスによって、これまで手作業で行っていたデータ抽出・加工業務が効率化されると期待されます。想定される活用シーンは以下の通りです。

  • 経営層・経営企画部門による、経営会議の分析資料作成
  • プロジェクトマネージャーによる、案件採算のリアルタイム把握
  • 管理部門による、月次・四半期の業績集計の効率化

利用にあたっての注意点

AIによる出力結果には誤りが含まれる場合があります。特に経営判断や社外提出資料として利用する際は、必ず内容の確認が必要です。また、AIエージェントとの連携は、自社のセキュリティポリシーに基づいて適切に利用することが重要です。

詳細や利用条件、申し込み方法については、公式ページをご確認ください。

株式会社キャスタルのご案内

株式会社キャスタルは、大阪市旭区・守口市を拠点とする大阪の開発会社として、全国の企業向けにWebシステム開発や業務システムの内製化支援を提供しています。AI・生成AIを活用した業務効率化や、既存システムとの連携に関するご相談も承っています。自社の業務に合ったデジタル活用をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

出典

ブログ一覧へ戻る

業務改善のご相談はお気軽にどうぞ

ブログのテーマに関連する業務システム・Webサイト・AIの導入について、企画段階からご相談いただけます。

お問い合わせする